鉄格子のすぐ前で二人分の足音が止まる。常とは異なる響きのそれに、彼は少し顔を傾けるだけで視線を向けた。石の廊下、びくともしない堅牢な鉄格子に手を掛けて不躾に覗き込む者と、その背後の壁に寄りかかるようにして立つ2つの人影を認めて、サファイヤブルーの瞳に驚きの色が宿る。
黒い一対の翼に、地上にあっても尚異彩を放つその容貌と得物。
よう、と妙にあっけらかんとした音が暗い牢内に響き渡った。
「……爆熱のアランドラに、斬空のフェルミナ……」
溜息をつくように裏切り者の名を呟いた彼は、何とも複雑そうな形容しがたい表情を浮かべていた。
黒い一対の翼に、地上にあっても尚異彩を放つその容貌と得物。
よう、と妙にあっけらかんとした音が暗い牢内に響き渡った。
「……爆熱のアランドラに、斬空のフェルミナ……」
溜息をつくように裏切り者の名を呟いた彼は、何とも複雑そうな形容しがたい表情を浮かべていた。
拍手オマケに置いてある「ルシフェル」の後の話。
一応形になってから投下した方が良いんだろうなぁ、と思いつつ、今書きたい話がこっちの話と関連してくるので、あえて先に投下しておきます。
アルデバランは「後に続くもの」の意。
一応形になってから投下した方が良いんだろうなぁ、と思いつつ、今書きたい話がこっちの話と関連してくるので、あえて先に投下しておきます。
アルデバランは「後に続くもの」の意。
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( 2009/12/13)
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