貴方が死んだんだ。
いつ死んだっておかしくないところに立っているのは知っていたけれど、貴方が死ぬなんて思いもしなかった。
高を括っていたわけじゃない。
一人でふらりと行ってしまって、散々心配させて、そんな余裕もなくなったとき、やっぱりふらりと帰ってきた。
そんな貴方だから、大丈夫だろうと思ったんだ。
それに貴方は強かった。私よりずっと。
なにより貴方は明るい人だったから。
そんな貴方の、死に顔なんて想像できなかった。
いつだって先陣を切って敵へと向かっていく、優しくて強い人。
だから貴方についてきた人だって沢山いたのに。それともそれが徒になったのか。
未だやることはあったでしょう。貴方への期待。帰りを待つ人たち。貴方が愛した風景だって。
ゲームのエンディングのようには上手くいかないし、ハッピーエンドと言うには問題も山積みだけれど、それでも少なくとも、すこしの平穏くらいはあったはずなのに。
ずっと一緒にいた貴方は、たった一人で逝ってしまった。
貴方の声も笑顔も仕草もちゃんと覚えていて、いつだって思い出せる。でも、思い出すのはやっぱり、今までの貴方で。
あの日あの時より後の、貴方の記憶は何処にもなくて。
貴方のこれからは何処にもない。
貴方はもうどこにも居ない。
どこにもいない。
どこにも
どこにも。
いつ死んだっておかしくないところに立っているのは知っていたけれど、貴方が死ぬなんて思いもしなかった。
高を括っていたわけじゃない。
一人でふらりと行ってしまって、散々心配させて、そんな余裕もなくなったとき、やっぱりふらりと帰ってきた。
そんな貴方だから、大丈夫だろうと思ったんだ。
それに貴方は強かった。私よりずっと。
なにより貴方は明るい人だったから。
そんな貴方の、死に顔なんて想像できなかった。
いつだって先陣を切って敵へと向かっていく、優しくて強い人。
だから貴方についてきた人だって沢山いたのに。それともそれが徒になったのか。
未だやることはあったでしょう。貴方への期待。帰りを待つ人たち。貴方が愛した風景だって。
ゲームのエンディングのようには上手くいかないし、ハッピーエンドと言うには問題も山積みだけれど、それでも少なくとも、すこしの平穏くらいはあったはずなのに。
ずっと一緒にいた貴方は、たった一人で逝ってしまった。
貴方の声も笑顔も仕草もちゃんと覚えていて、いつだって思い出せる。でも、思い出すのはやっぱり、今までの貴方で。
あの日あの時より後の、貴方の記憶は何処にもなくて。
貴方のこれからは何処にもない。
貴方はもうどこにも居ない。
どこにもいない。
どこにも
どこにも。
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( 2006/01/14)
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