背中合わせ。
樹影に潜む者共の足音に耳を澄ます。
1つ、2つ、3つ4つ……約40。退路はない。囲まれている。
「なぁギーファ、これって千客万来って奴?」
「私達が出向いてきたのですから、満員御礼の方が適切では?」
「満員って、ここ屋外じゃん」
「万『来』ではないでしょう」
「まあいずれにしろ、おもてなししなくちゃなー」
「ええ、捜すまでもなく出てきてくれたんです、こちらも張り切らねばなりませんな」
「んじゃ、いっちょ行くか!当たんないよう気をつけろよ、ギーファ!」
「それはこちらの台詞ですよ。――さあ、踊りましょうか、シザースドール」
樹影に潜む者共の足音に耳を澄ます。
1つ、2つ、3つ4つ……約40。退路はない。囲まれている。
「なぁギーファ、これって千客万来って奴?」
「私達が出向いてきたのですから、満員御礼の方が適切では?」
「満員って、ここ屋外じゃん」
「万『来』ではないでしょう」
「まあいずれにしろ、おもてなししなくちゃなー」
「ええ、捜すまでもなく出てきてくれたんです、こちらも張り切らねばなりませんな」
「んじゃ、いっちょ行くか!当たんないよう気をつけろよ、ギーファ!」
「それはこちらの台詞ですよ。――さあ、踊りましょうか、シザースドール」
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( 2006/03/13)
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