「もういいの?」
「はい。手入れは終わりましたから」
「家族……じゃ、ないよね。名前、違うし……」
「ええ。仲間、です。……以前は、彼等と一緒に迷宮の底を目指していました」
「こっちの墓地ってことは、エトリアの人だったんだ」
「いえ、彼等は籍を取ったばかりで……でも共同墓地に埋葬される資格はあったので、ギルドの資金で私が場所を用意したんです」
「そっか。……あのさ」
「……はい」
「一緒の所に入れて、そうしてもらえて、この人達はユーディアに感謝してると思うよ」
「…………」
「そう思うんじゃ、楽にならない?」
「……ありがとうございます。でも、彼等は……私を……恨んでいるかも知れません」
「何でそう思うの」
「……私が、彼等を殺したからです」
「私は守りきれなかった。私の盾の内側で、彼等は命を落としたのです」
「はい。手入れは終わりましたから」
「家族……じゃ、ないよね。名前、違うし……」
「ええ。仲間、です。……以前は、彼等と一緒に迷宮の底を目指していました」
「こっちの墓地ってことは、エトリアの人だったんだ」
「いえ、彼等は籍を取ったばかりで……でも共同墓地に埋葬される資格はあったので、ギルドの資金で私が場所を用意したんです」
「そっか。……あのさ」
「……はい」
「一緒の所に入れて、そうしてもらえて、この人達はユーディアに感謝してると思うよ」
「…………」
「そう思うんじゃ、楽にならない?」
「……ありがとうございます。でも、彼等は……私を……恨んでいるかも知れません」
「何でそう思うの」
「……私が、彼等を殺したからです」
「私は守りきれなかった。私の盾の内側で、彼等は命を落としたのです」
PR
( 2010/07/13)
ブログ内検索