「貴女がそう仰るのなら、貴女をギルドにお迎えすることは吝かではありませんが。……そうですね、一つ、守っていただきたいことがあります」
「いいよ、馬鹿みたいに無茶なことじゃなければね。言うことくらいは聞くさ」
「私、このギルドのどなたにも欠けて欲しくありませんの」
「だから、もう手は出さないよォ。出しても良いことなくなったし。……そんなに信用無いなら誓おうか?」
「そちらではありません」
「じゃあどちら?」
「貴女が、」
「貴女に殉教されてしまったら、私、とても困ります」
「……それは、なんでかな。国に咎めだてられるから?それともギルドの雰囲気?」
「いいえ。私の心の秩序のために」
「貴女に信仰があるように、私にも内なる律があるのです。このギルドは私のもの、ですから私には、ギルドの方々を庇護する義務があります。一人も取りこぼしたくはありません」
「――あんたら、めんどくさい生き物だね」
「とり方は人それぞれですわ。――お約束、守っていただけますか?」
「いいよ、馬鹿みたいに無茶なことじゃなければね。言うことくらいは聞くさ」
「私、このギルドのどなたにも欠けて欲しくありませんの」
「だから、もう手は出さないよォ。出しても良いことなくなったし。……そんなに信用無いなら誓おうか?」
「そちらではありません」
「じゃあどちら?」
「貴女が、」
「貴女に殉教されてしまったら、私、とても困ります」
「……それは、なんでかな。国に咎めだてられるから?それともギルドの雰囲気?」
「いいえ。私の心の秩序のために」
「貴女に信仰があるように、私にも内なる律があるのです。このギルドは私のもの、ですから私には、ギルドの方々を庇護する義務があります。一人も取りこぼしたくはありません」
「――あんたら、めんどくさい生き物だね」
「とり方は人それぞれですわ。――お約束、守っていただけますか?」
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( 2011/04/18)
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