「あんたさ、ミュルメクスの姉さんなんだって?」
「ん、そうだよ。母親は違うけどね」
「じゃあ訊きたいんだけどな……その弟が、寄りにもよって三十路の男にうつつを抜かしてる現状について、何にも思わないのか?」
「逆に訊くけど」
「ああ」
「ここであたしが、勿論超気に食わないし、あんたみたいな年増に大事な殿下やれるか!とか言ったら気まずくない?」
「…………すまん」
「あ、嘘嘘今のは冗談だから。そうだなー、お国にもそういう嗜みはあったし、女じゃないから出来ちゃったの心配もないし」
「待ってくれ!誤解があるようだけどそこまでの関係は」
「解ってるって、一夜があったか無いかくらい殿下見れば解るわ。別に良いんじゃないのー?もし逆だったとして、あたしだったら変なふうに口出しされたくないし」
「そうか。……そうだよなぁ。普通は横槍入れんのは野暮だよなぁ」
「めんどくさいから口出しして欲しかったんでしょ」
「…………」
「図星ー。残念でした。それにあたし的にはあんたタイプだし、歓迎するよ?カモン逃亡生活」
「しなくていい、しなくて。むしろ好みなら邪魔してくれ」
「やだよ殿下と喧嘩したくないもん。それにタイプってなら海軍の兄さんとか可愛い盾の子とかもタイプだし。将軍ジュニアはまだそういう目で見れないけど」
「………………」
「えっ、何で黙んの?趣味悪いとか思ってる?」
「いや、共通項を探してた」
「ああ。親父に似てないトコ」
「……親父さんと仲悪いのか」
「まあね。……殿下が何か言ったの?」
「は?」
「あそう。いいや、気にしないで。殿下さー、親父にちょっと似てるの。だから殿下は好きだけど、タイプじゃないんだ」
「……さっきから気になってたんだが、その『親父』ってのは……」
「いけ好かないことに、まぁだ玉座に座ってるわ」
「国王を親父って呼ぶか、普通」
「だってオヤジはオヤジでしょ。これでも殿下に遠慮してやわらかーい呼び方してんのよ?」
「?遠慮ってことは、あいつはそんなに仲悪くないのか」
「仲は悪いよ。…………でも嫌いかどうかっていったら、……あたしほどは、嫌いじゃないんだろうね」
「ん、そうだよ。母親は違うけどね」
「じゃあ訊きたいんだけどな……その弟が、寄りにもよって三十路の男にうつつを抜かしてる現状について、何にも思わないのか?」
「逆に訊くけど」
「ああ」
「ここであたしが、勿論超気に食わないし、あんたみたいな年増に大事な殿下やれるか!とか言ったら気まずくない?」
「…………すまん」
「あ、嘘嘘今のは冗談だから。そうだなー、お国にもそういう嗜みはあったし、女じゃないから出来ちゃったの心配もないし」
「待ってくれ!誤解があるようだけどそこまでの関係は」
「解ってるって、一夜があったか無いかくらい殿下見れば解るわ。別に良いんじゃないのー?もし逆だったとして、あたしだったら変なふうに口出しされたくないし」
「そうか。……そうだよなぁ。普通は横槍入れんのは野暮だよなぁ」
「めんどくさいから口出しして欲しかったんでしょ」
「…………」
「図星ー。残念でした。それにあたし的にはあんたタイプだし、歓迎するよ?カモン逃亡生活」
「しなくていい、しなくて。むしろ好みなら邪魔してくれ」
「やだよ殿下と喧嘩したくないもん。それにタイプってなら海軍の兄さんとか可愛い盾の子とかもタイプだし。将軍ジュニアはまだそういう目で見れないけど」
「………………」
「えっ、何で黙んの?趣味悪いとか思ってる?」
「いや、共通項を探してた」
「ああ。親父に似てないトコ」
「……親父さんと仲悪いのか」
「まあね。……殿下が何か言ったの?」
「は?」
「あそう。いいや、気にしないで。殿下さー、親父にちょっと似てるの。だから殿下は好きだけど、タイプじゃないんだ」
「……さっきから気になってたんだが、その『親父』ってのは……」
「いけ好かないことに、まぁだ玉座に座ってるわ」
「国王を親父って呼ぶか、普通」
「だってオヤジはオヤジでしょ。これでも殿下に遠慮してやわらかーい呼び方してんのよ?」
「?遠慮ってことは、あいつはそんなに仲悪くないのか」
「仲は悪いよ。…………でも嫌いかどうかっていったら、……あたしほどは、嫌いじゃないんだろうね」
姐パイと眼鏡バリ。
正直プリ×バリカテゴリにしようかどうか悩んだんですけど、とりあえずこっちで。
仲がいいか悪いか、というよりは冷え切ってます。
お互い無関心に近い。
黒プリは自分の弱みみたいな所をサクッと曝せる人じゃないので、プリの過去とかその辺について、バリはじりじり知ってく事になると思うんですが……ですが書き手の力量の足りなさのせいでじりじりし過ぎてちっとも核心に辿り着けない……
正直プリ×バリカテゴリにしようかどうか悩んだんですけど、とりあえずこっちで。
仲がいいか悪いか、というよりは冷え切ってます。
お互い無関心に近い。
黒プリは自分の弱みみたいな所をサクッと曝せる人じゃないので、プリの過去とかその辺について、バリはじりじり知ってく事になると思うんですが……ですが書き手の力量の足りなさのせいでじりじりし過ぎてちっとも核心に辿り着けない……
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( 2010/05/26)
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