「――念を入れて申し上げておきますが」
　ファーラは集められた三人の顔を見回す。見回して、羽根のような軽さと花のような優雅さと、それからいかにも王侯らしい気品でもって、お姫様は微笑んだ。
　微笑んだまま、言った。
「もし私のギルド員に無体を働かれるようなことがありましたら、勇魚の代わりにあなた方の頭に銛を打ち込みますので、そのおつもりで」



「……一つ訊くが」
「……なんだ」
「我等に対してはともかく、何故お前まで王女に警告を受けるのだ」
「…………」

　若ショとシノビと黒プリ。と、金姫。
　ちょっと解りにくいネタだったなと思いつつ……

　なんか追記のテキストリンクで全部語られてる気がしますが……
　金姫は黒プリと眼鏡バリのことについて感づいてます。女の勘は鋭いんですよ！
　だから若ショ＆シノビに向けて言う「無体」と黒プリに向けて言った「無体」は微妙に意味合いが違います。

　ところでこの警告、若ショはちゃんと注意事項を守るでしょうが、黒プリは多分守らない。