そのアルバムの最後には、一枚の古びた写真が貼ってある。
とてもとても古い写真で、既に茶色く色褪せてしまって、細部はよく解らない。微かに残っている独特の色合いは、今では既に使われていない薬品によるものだ。
写真は人物を撮ったもので、日常を撮ったのではなく、何かの記念なのだろう、家族とおぼしき人物が3人、微笑みを浮かべて写っている。
それが誰なのか訊いたことはないのだけれど、ただ彼がその写真をとても大事にしていることだけ知っている。
とてもとても古い写真で、既に茶色く色褪せてしまって、細部はよく解らない。微かに残っている独特の色合いは、今では既に使われていない薬品によるものだ。
写真は人物を撮ったもので、日常を撮ったのではなく、何かの記念なのだろう、家族とおぼしき人物が3人、微笑みを浮かべて写っている。
それが誰なのか訊いたことはないのだけれど、ただ彼がその写真をとても大事にしていることだけ知っている。
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( 2008/12/13)
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