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2024/09/23
 神羅

 形にならなかった話の断片を放り込んであるファイルを漁っていたら、うっすらと書いた覚えがあるようなないようなエロ本じみた話が出てきたので、出来心で手直ししてあげてみます…………


 ええと、お互いにとって不幸な擦れ違いが起きないように先にことわっておきますが、

 サイガ×アレックス です。

 今回ばかりは18禁とさせていただきたいと思います。
 18禁解禁になっておられない方はご遠慮ください……と言っても拘束力は全然ありませんけど。でも、とりあえず解禁になってない方は、書いた方はそれなりの理由があって18禁にしてるんだって事を考えた上で行動してください。

 手直ししてあっても、書き慣れない人が昔に書いたものですので、いろいろ粗的なものが目立ちますし、正直1行目初っぱなから爆弾です。多分笑うところです。
 きっちり仕上げようと思ったんですが、やっぱり途中で力尽きてしまったので中途半端なところで終わってます。


 あ、管理人が大変いたたまれないので、この記事に関してのメッセージはできるだけご遠慮ください……!
 一応お叱りとか指摘は受けますが、多分まともに返信できないと思います。

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「あ……もう…っ入りません、サイガっ……!」
 薄暗い寝所。日に焼けていない肌を露わにされたアレックスが懇願じみた声で囁く。未だ少年のような顔を羞恥と不安、そして慣れない官能に紅潮させ、アレックスは潤んだ瞳で自身に押し掛かった人物を見上げる。
「っ……力を抜け、アレックス」
「解ってますけど……ぁ……」
 喋った拍子にどこかに力を入れてしまったのだろうか、アレックスは泣き出しそうな表情で、けれど官能に甘くとけた息を吐く。明るい少しだけ癖のある金髪は、今は汗ばんだ額に濡れて張り付いている。慣れない快感と、今の状況に必死なのだろう、胸を上下させて息を吐くその様が愛おしくて、大切に抱き締めてやりたい気持ちと、このまま勢いに任せて貪ってしまいたい気持ちが胸の中で荒れ狂っている。アレックスの手前未だ余裕のある振りをしているが、サイガとてあまり余裕があるわけではない。このままでは焦れて乱暴な手段に走ってしまいそうだ。
 手を伸ばして、出来るだけそっと額に張り付いた髪を避けてやる。若草色の視線がその動きを追うのが解って、満足するような焦れったいような気持ちになる。
「……そんな顔をするな。何か酷いことをしようとしている気になる」
「!すみません、そんなつもりでは――っ!?」
 髪を除けた手をそろそろと下ろしていたサイガに中心を撫で上げられて、アレックスが声を詰まらせる。
 見上げてくる若草色の瞳を見返して、サイガは悪戯っぽく笑む。そのまま体を倒してアレックスの額に口づけると、埋め込まれたサイガの角度が変わったためか、アレックスが悲鳴とも嬌声ともつかない声を上げた。
「アレックス」
 名前を呼んで、更にアレックスを握ったまま、緩く手を上下させる。途端にサイガの下で、ボーイソプラノの悲鳴が上がった。
「やっ……!あ、サイガ、」
 悲鳴とは言っても、その声は少しうわずって掠れている。過ぎた快感に翻弄されるが故に静止を求める声を一度唇で塞ぎ、そのまま鼻先の触れあう距離でサイガは囁く。
「もっと感じろ……そなたの辛そうな顔は見たくない」
「辛い……わけでは、んっ……ッぁ、」
 まるで熱に浮かされたうわごとのような響きを帯びた言葉は、嬌声を殺そうと途切れがちに紡がれる。それでも敏感な先端に緩く爪を立てると、堪えきれない甘い悲鳴と共に、赤い翼が柔らかな寝台を打った。
 感じ過ぎるのが怖いのか、それとも行為自体への不安なのか、サイガの首を抱くようにして腕を回し、アレックスがしがみついてくる。滑らかな白い肩だとか、皮膚の薄そうな首筋が目の前にさらされる。
 たまらなくそこに赤く痕を付けたくなって、けれど思いとどまって、サイガはアレックスの下肢へと伸ばした手の動きを早める。
「ぁ、あ、――っ、ぅあ、ああ……!」
 既に丹念に触れられて感じさせられていた体は、その責めに耐えきれずに、赤い翼を痙攣するように震わせて達した。
 仰け反った喉に鼻先を埋めて、サイガは弛緩して崩れそうになる体を支えてやる。
 荒い呼吸の音がするのを聞きながら、サイガは支えていた手を背中に這わせ、辿り着いた腰骨の輪郭をなぞる。そんなことでさえも達した直後の今では刺激になるのか、小さく跳ねた腰を押さえつけた。
「……アレックス」
 本当はもっと落ち着いてから、アレックスの負担にならないように事を進めたかったが、ついさっきの媚態を見てしまった後では無理な話だった。
 感じさせられるまま達してしまった事への恥じらいを滲ませながらも、名前を呼ばれて問うようにアレックスが見上げてくる。少しだけ申し訳ないと思ったが、それも欲望の前にかき消えた。
 細い腰を押さえて、半ばで止まっていた挿入を再開する。途端に小さく声を上げたアレックスが逃れようと腰を引くが、快感に支配され、上手く力の入らない体は簡単に引き寄せられ、あっさりとサイガを受けいれた。
 未だ熱の冷めやらぬ体は酷く敏感だ。内側から擦られて、アレックスはたまらず下肢を強張らせて小さな悲鳴をこぼす。だが、その動きで内部のサイガを締め付けてしまい、凶暴な形をはっきりと感じてしまう。妙に強く、サイガを受け容れている、という事実を目の当たりにしてしまい、かっと頬が熱くなった。
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2009/04/29
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