野望があった。今となっては幼い、けれど切実な野心だった。
好奇の眼と異端の誹りから逃れられない己達には、認めてもらう術は力を示すしかなかった。
『強くなろう』
それは望みであり誓いでもあった。口に出したことはなく、けれど二人ともに願いは同じだった。
己のために。たった一人の血を分けた相手のために。
――強く、なりたい。
それが幼かった自分達の、たった一つの願いだった。
好奇の眼と異端の誹りから逃れられない己達には、認めてもらう術は力を示すしかなかった。
『強くなろう』
それは望みであり誓いでもあった。口に出したことはなく、けれど二人ともに願いは同じだった。
己のために。たった一人の血を分けた相手のために。
――強く、なりたい。
それが幼かった自分達の、たった一つの願いだった。
クオンさんとセツナさん、の。幼少期妄想。
私はこの二人は親の庇護無しで暮らしていた頃があると思っていて、獣牙や聖龍に仕官する少し前までは姉弟で暮らしていたのではないかと思っています。
で、二人ともあんな態だからあまり良い扱いは受けていなかったんじゃないか、とか。
子供時代にそういう環境にいたら、荒むと思うんですよ。それで生まれるある種の復讐心。
自分達をこんな風に扱った世界をひっくり返してやる。そういう考えは長じるにつれてもっと現実的な方向に形を変えたりすり減って無くなっていったりするのだけれど、彼等はそういう力への渇望みたいな者がほんの少し根底に残っていて、だからこそ絶影やら軍師やらを選んだのではないかと思ったりします。
なんとなく、仕官しても最初の頃はそういう力を求める方向に走りがちだったんだけれど、それぞれサイガ様やエドガ様に会って、変わればいいなと思います。
私はこの二人は親の庇護無しで暮らしていた頃があると思っていて、獣牙や聖龍に仕官する少し前までは姉弟で暮らしていたのではないかと思っています。
で、二人ともあんな態だからあまり良い扱いは受けていなかったんじゃないか、とか。
子供時代にそういう環境にいたら、荒むと思うんですよ。それで生まれるある種の復讐心。
自分達をこんな風に扱った世界をひっくり返してやる。そういう考えは長じるにつれてもっと現実的な方向に形を変えたりすり減って無くなっていったりするのだけれど、彼等はそういう力への渇望みたいな者がほんの少し根底に残っていて、だからこそ絶影やら軍師やらを選んだのではないかと思ったりします。
なんとなく、仕官しても最初の頃はそういう力を求める方向に走りがちだったんだけれど、それぞれサイガ様やエドガ様に会って、変わればいいなと思います。
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( 2009/01/23)
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