「……アレックスはどこにも行かないだろうね?」
ぽつりと冗談のように呟かれた、けれど案外真剣な調子を含んだ言葉に、アレックスは呆れながら言い返す。
「当たり前です!あまりふざけた女の子扱いすると怒りますよ」
「ああ、私が悪かったよ。……しかし、まだ気にしていたのか」
良いじゃないか、貶されているわけではないのだから、言う声に、それでもアレックスは不満そうな顔を崩さない。
「悪いですか。男なのに女の子みたいだなんて、一国の王としての威厳が……」
そこまで言って、ふとアレックスは口を閉ざす。肩の力を抜いて、ふ、と息を吐いた。
「……とにかく、僕だって『男の子』なんです。……解るでしょう」
ぽつりと冗談のように呟かれた、けれど案外真剣な調子を含んだ言葉に、アレックスは呆れながら言い返す。
「当たり前です!あまりふざけた女の子扱いすると怒りますよ」
「ああ、私が悪かったよ。……しかし、まだ気にしていたのか」
良いじゃないか、貶されているわけではないのだから、言う声に、それでもアレックスは不満そうな顔を崩さない。
「悪いですか。男なのに女の子みたいだなんて、一国の王としての威厳が……」
そこまで言って、ふとアレックスは口を閉ざす。肩の力を抜いて、ふ、と息を吐いた。
「……とにかく、僕だって『男の子』なんです。……解るでしょう」
アラバスターの祝杯、の後日談のような。
女の子みたい、と言われて嬉しくないのは理屈じゃない。
そういうアレクが書きたかったんですが、なんだかよく解らなくなった……
女の子みたい、と言われて嬉しくないのは理屈じゃない。
そういうアレクが書きたかったんですが、なんだかよく解らなくなった……
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( 2008/02/03)
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