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2024/09/23
 神羅

肉は灰となり大地と空と共に

魂は煙となり天の神と共に

心は風となり愛しい人の翼と共に



「かくあれかし」

 かくあれかし、司祭の言を、聖堂に集まった人々は唱和する。彼もそれに倣って聖句を復唱した。
 もう何回となく繰り返してきた祈りだ。運ばれてゆく棺の数だけ、彼に縁のある人は減ってゆく。こうやって減っていって、最後に残るのは多分自分なのだ。
 誰かの棺が燃やされる度、考えないようにしていたことを考えてしまう。
 もしその時が来たら、自分のためにこの祈りを唱えてくれる人は、誰か居るのだろうか。
 

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 ネガティブネタなので本文に名前は出してませんが、サイアスさんの若い頃。いや、三章時点で未だ充分に若い人だとは思いますが、精神年齢が若い頃のお話と言うことで。ちょっと拗ねていた頃。
 あんな生い立ちと環境で、いろいろ考えることや思うことがなかったわけはない……!


 周りの人が居なくなってしまうのは寂しいけれど、それは会えなくなるから寂しいのか、取り残されるから寂しいのか。



 かくあれかしというのは、よくアーメンの日本語訳の一例としてあげられる言葉なんですけれども。確か意味は……そのようでありますように、とか然り、とかでしたっけ?
 しかし管理人はその辺の祭礼やら何やらに関しては無知も良いところなので、上は大変な捏造です。
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2009/02/08
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