「……それ、本気か?」
「君にとっては残念ながら、私は誠実を旨としていてね」
「ああ知ってるよ! けど……あいつに俺の後を継がせるって? お前、そりゃ……」
「…………」
「俺のこの足と、目を見て、……それでもあいつに頼むって言えるのか」
「……君の足のことは悪かったと思っている。だが、あの後私なりに出来ることは精一杯やったつもりだ。二度とあんな事は、」
「言うな。……いいんだ、これはあんたの所為じゃない」
「……お前の気持ちは解るつもりだ。幾ら対策を講じたところで、不安も懸念も拭えん。だがこの役目はどうしても必要なんだ。誰かがやらねばならんし、しかも人数は少ない方がいい」
「……解ってる。解ってるよ。罌粟のモルフィンで救われる奴がどれだけ居るかってことも、お前がどれだけ頑張ってくれたかも。他でもない俺が救われたんだ。……解ってる」
「……すまんな。だがこれだけは聞いてくれ。私はお前だったから頼んだのだし、あの子だから頼むんだ。他の誰にも頼めんよ」
「…………」
「君にとっては残念ながら、私は誠実を旨としていてね」
「ああ知ってるよ! けど……あいつに俺の後を継がせるって? お前、そりゃ……」
「…………」
「俺のこの足と、目を見て、……それでもあいつに頼むって言えるのか」
「……君の足のことは悪かったと思っている。だが、あの後私なりに出来ることは精一杯やったつもりだ。二度とあんな事は、」
「言うな。……いいんだ、これはあんたの所為じゃない」
「……お前の気持ちは解るつもりだ。幾ら対策を講じたところで、不安も懸念も拭えん。だがこの役目はどうしても必要なんだ。誰かがやらねばならんし、しかも人数は少ない方がいい」
「……解ってる。解ってるよ。罌粟のモルフィンで救われる奴がどれだけ居るかってことも、お前がどれだけ頑張ってくれたかも。他でもない俺が救われたんだ。……解ってる」
「……すまんな。だがこれだけは聞いてくれ。私はお前だったから頼んだのだし、あの子だから頼むんだ。他の誰にも頼めんよ」
「…………」
お花屋さんの叔父さんとお偉いさん。
モルフィンはモルヒネのドイツ語読み……だったと。
ソムニフェルム種という罌粟から取れるアヘンは、精製によってモルヒネ、更にヘロインになります。
モルフィンはモルヒネのドイツ語読み……だったと。
ソムニフェルム種という罌粟から取れるアヘンは、精製によってモルヒネ、更にヘロインになります。
PR
( 2010/09/10)
ブログ内検索