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2024/09/23

 SQ3、花屋さんの保護者二人、捕り物騒動の後日談。
 悪因悪果の続き。

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 SQ3、花屋さんの保護者二人、捕り物騒動の後日談。

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 後の流れを考えて、ちょっとだけ加筆……

 来週に備えて経緯を語るよ第3弾です。
 キャラボのデータが吹っ飛ぶ前花屋さんが新種の花を持ち帰る少し前のこと。
 あとでちゃんと時系列順に並べた表作りますね……




「そういや、聞いたか? 最近あった強盗事件」
「強盗……ああ、あの不気味な事件ですか。被害者が犯人の特徴を全然覚えてないっていう」
「そう。犯人だけじゃなく朝からの記憶がまるまる抜けてるとかいう話で、財布どころか記憶まで盗られる、とか言われてるらしいな。唯一直前のことまで覚えてたらしいヤツが、甘い香りがした、とかいう証言して、余計犯人像がぶれてるみたいだ」
「去年もこの時期にそんな事件がありましたね。ハロウィン前なんで、オバケの仕業じゃないのか…なんて噂もありますが…」
「明らかに人為的だけど、薬物絡みではなさそうだ。アンタも配達中には後ろに気を配りながら歩いた方がいいし、遅くなりそうなら諦めて切り上げる決断も必要だろうよ」
「はは、ご婦人でもあるまいし、俺から盗るものなんて無いですよ? でも物騒なことには変わりないですね、気をつけます。――出来ました。これでよろしいですか?」
「ああ、文句ない出来だよ、伝えたイメージにぴったりだ」
「なら良かった。はい、また来てくださいね」

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 由来はSQ3ですが、1.5通り越して既に1じゃ(ry
 来週に備えて経緯を語るよ第2弾です。
 と言っても時系列を明らかにしていない今の状況ではさっぱりわけのわからない話ですので、とりあえず某案内人氏の親御様へ捧ぐ。

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 由来はSQ3ですが、1.5通り越して既に1じゃね? というレベルなのであえてカテゴリ:未選択で。
 来週に備えて花屋さんの周りの人の話。おそらく10~20年前に起こったこと。

 

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 花屋さんの2~3年前の話。
 書きためてから……と思ってたんですが、それをやってるとテンション的に書き上がらないらしいことが解ってきたので、宣言が嘘になっちゃいましたがとりあえずその2。
 気候と建築相関萌え。

 しかし本当にすっきりしない山のない話になりそうです。

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 花屋さんの昔(?)話。
 多分合計4~5回で完結する予定……
 オリジナル要素がかなり強いのと、あまりすっきりしない話になる気がするので、追記で綴ります。

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 昔々、パンドラ、という名の女性が居たそうだ。
 最初に作られた女性である彼女は、神々から様々な贈り物を授かった。美しさ、歌の才能、人を癒す技術、……それから一つの箱と、好奇心。
 そうして人の世界に送り込まれた彼女は、けれどある日、好奇心に負けて、開けてはいけないと言われた箱を開いてしまう。
 ほんの僅かに開いた箱の隙間から溢れたのは無数の災厄で、パンドラは慌てて箱を閉じたが、最後に箱の中に残った一つ以外は、世界に散らばってしまった後だった。
 残ったものが何だったのかはわからない。先の全てを予知してしまう能力だったとか、絶望だけは箱に残って世界に散らなかっただとか、或いは箱の底に残ったのは希望で、だから世界には絶望があるのだ、とか。色々な説があるけれど、パンドラの箱から一番最初に飛び出たと言われている物はいつも同じだ。
 ――疫病。すなわち、痛みと苦しみ。

 口の広いガラス瓶に溜まった、茶色の粘土のような樹液を軽く日に透かして、彼は眼を細める。
 時折ふと思い出すのだ。

 ――もし、神話のように、この世の全てが誰かに作られたものだとしたら。
 ――痛みから人々を解きはなってくれるこの花は、はたして救いの手なのか、堕落への誘いなのか?
 ――お前はどう思う?

 多分、と彼は独白する。
 そのどちらでもあるし、どちらでもないのだろう。
 ただ願わくば、こうして今薄い花弁を開かせているこの花が、憎まれる使い方をされないことを。

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「……それ、本気か?」
「君にとっては残念ながら、私は誠実を旨としていてね」
「ああ知ってるよ! けど……あいつに俺の後を継がせるって? お前、そりゃ……」
「…………」
「俺のこの足と、目を見て、……それでもあいつに頼むって言えるのか」
「……君の足のことは悪かったと思っている。だが、あの後私なりに出来ることは精一杯やったつもりだ。二度とあんな事は、」
「言うな。……いいんだ、これはあんたの所為じゃない」
「……お前の気持ちは解るつもりだ。幾ら対策を講じたところで、不安も懸念も拭えん。だがこの役目はどうしても必要なんだ。誰かがやらねばならんし、しかも人数は少ない方がいい」
「……解ってる。解ってるよ。罌粟のモルフィンで救われる奴がどれだけ居るかってことも、お前がどれだけ頑張ってくれたかも。他でもない俺が救われたんだ。……解ってる」
「……すまんな。だがこれだけは聞いてくれ。私はお前だったから頼んだのだし、あの子だから頼むんだ。他の誰にも頼めんよ」
「…………」

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「アマラントス?」
「そ。あんたなら毒草にも詳しいかと思ってさ。聞いたことない?」
 妙に懐かしい気のする名前を口の中で繰り返し、とりあえずうちの在庫にはない、と答えかけたところで、告げられた花の名と記憶が繋がった。
「ありますよ。昔はこの辺にも生えてたらしいけど、今は無くなっちまったって話。俺も見たことはないですよ」
 ふぅん、と意味深に黒髪の女は呟いて、考え込むように目を伏せる。少し前から顔を出すようになった、常連客の一人だ。随分と若く見えるが、今は剥き出しになっている二の腕には、遠方の山岳地帯の僧院の風習だという刺青――薬師の資格を持つ者であることを示す墨が入っている。見たところ偽物には見えないのだが、まだ二十かそこらにしか見えない彼女が、どうやってこの年でそんな資格を持つに至ったのかは少し気になるところだ。もっとも、ここアーモロードでそんな詮索は野暮であるから、気になることとして頭の隅に留めておくに限るが。
「じゃあさ、そのアマラントスがどういう薬になるか――とかは?」
「いや、その辺は解らんね。むしろ毒草だっつうのも今知ったくらいで。……「アマラントス」ってのは、この辺の昔話に出てくる花なんですよ。神殿の周りに群生してたらしいですが、地震で神殿ごと海の底に沈んじまったらしい。この辺からなくなったのも、その地震で群生地が消えたのが大きかったんじゃないかと――まあ、最後は素人の予想なんで話半分に」

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